みかん畑の小さな世界

毎日、暑いですね。

年々、暑さも増しているようで、
農作業の現場も過酷になってきています。

勤務時間の分散化など、スタッフの熱中症対策も気を付けてはいますが、やっぱり暑いのはどうしようもできません。

今すぐできる対策としては空調服や水分補給くらいでしょうか。

今後は、少しでも快適にいい仕事ができるように、省力化のための機械をいくつか導入予定です。

右田柑橘では、薬剤を使用しない代わりに、効率的な道具はどんどん利用する方針です。

さて、最近はどんな作業をしているのかというと。

苗木の株元です。これは3年生。右下の穴の部分に小さな幼虫が入っていました。

害虫の駆除をしています。

駆除しているのは、みかんの木の株元に卵を産み付けるやっかいな害虫、ゴマダラカミキリの幼虫です。

テッポウムシとも呼ばれる、時には成木ですら枯らしてしまう、とてもやっかいな害虫で、

柑橘の危険な害虫TOP3に間違いなく入る害虫です。

特に幼木では発見が遅れると、すぐに手遅れになるので、毎年この時期には、

一本一本、目視で確認して駆除していきます。

幼木の本数もかなりの数なので、なかなか骨の折れる作業です。

ましてやこの暑さ。

農業も自動化できるところ、やっぱり人の手が必要なところ、様々ですが、

こういった作業はしばらくは自動化は難しそうですね。

ただこれらも、木と触れる大切な機会でもありますので、あっていいのかなとも、思います。

またこういった作業をしていると、テッポウムシだけでなく、

色々な昆虫や生き物の生態系、すなわちかれらの世界があることがわかります。

木がテッポウムシから身を防御しようと、樹液を出すので、

その樹液に引き寄せられ、アリが巣をつくったり、

テントウムシに、蝶や蛾の幼虫など本当ににぎやかです。(これまた害虫含む)

こういった小さな世界を図鑑のようなものにまとめたら面白いかもしれませんね。

子どものころはそういったものに夢中でした。

さてさて最後になりますが、みかんの森プロジェクトについて今回少しお知らせがあります。

現在、コロナの影響もあって、計画の一部見直しを余儀なくされていますが、

みかんの森については、
整備、実行、開業に向けての変更はございません

見直しを行いながらも、場合によっては前倒しで進めていこうと思っています。

最初から完璧な形にはならないと思います。

それでも、みんなで楽しくミカン狩りができる場所、大切な方と過ごせる場所を、

しっかりとつくっていきたいと思っています。

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