ワインの仕込み2019

今年のワインの仕込みも、
当園スタッフとたくさんのお手伝いさんのお陰で、無事終えることができました。

右田柑橘のみかんワインの仕込みは、二日間にわたる搾汁工程からはじまります。

原料を醸造所である西里の熊本ワイナリーへ運ぶのですが、

みかんを洗浄し、皮ごとまるごと搾汁。搾ったストレートジュースから不純物を濾し、あらかじめ選定してある酵母菌を投入、低温での発酵を開始させることで、仕込みが終了します。

初回(2017年)は一日に1,000kgのミカンを搾るので精一杯でしたが、今では機械も新調し、最大で2,000kgのみかんを搾ることが可能となりました。

ただ、とにかくみかんを洗うのに人手が必要!!

ということで、毎度ヘルプをお願いしています。

一日目のメンバーのやり遂げた感。
熊本ワインスタッフに、串揚げ屋さん、某ラジオパーソナリティさんまで多彩なメンバーが揃っています

写真に写っていないメンバーもいますが、だいたい10人ほどの体制で回していきます。

あまり知られていないことだと思いますが、圧搾で搾るみかんの搾汁率(果実を搾って得られるジュースの割合)は、意外と低く、良くて30%前後です。

ということは残りの70%は搾りかすとなります。

洗うだけでも大変なのに、次々に出てくるこの搾りかすを、運び出す人も必要ですし、とにかく現場は毎年お祭り騒ぎ。

最後の一個まで全力で取り組んでくれます。
それはそれは凄いエネルギーです。

でも、スタッフのみなさんがこんなにも頑張ってくれる理由ってなんだと思いますか?

それは美味しいワインをお届けしたいからなんです。

こんなに一生懸命作業しても、造られるワインの本数は限られています。

一本のワインに約35個もの大量のミカンを使用し、手間暇かけ、みんなの気持ちが詰まったみかんワイン。

製造のヒミツがたくさんある当園のみかんワインは、あまり詳しくお話できない事もあります。

でもその裏側を、ほんの少しだけでも知っていただきたいなと思い書きました。

これを読んだら、次のワインがさらに美味しくなるかもしれませんね。

現在、発酵中の「ぶさいくワイン2019(スティル)」
来年1月下旬頃のリリースを予定しています。

楽しみにしていてください!

右田でした。

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