ぶさいくワインスパークリング

おはようございます。

右田です。

先日、熊本日日新聞の朝刊に掲載していただきました、ぶさいくワインスパークリング。

取組の内容も非常にわかりやすく記事にしていただいていて、反響もありました。

私たちがワイン造りに取り組んだきっかけは、みかんワインをつくりたいという夢ももちろんありましたが、

なによりもお客様へお届けできないみかんたちを、どうにかしてあげたかった。

その気持ちが一番でした。

当園のぶさいくミカンたちは、通常の流通とは違い、ギリギリまで木で熟し、お届けすることでその美味しさを引き出しています。

本来、農産物は輸送に耐えるために、やや早採りし、出荷します。

しかしやっぱり、それでは本来の味は楽しめません。

例えば、旅行先で本物の味に出会って感動することってありますよね。

それは、その地で食することができるから。

それらを皆様の元へと届けたいのです。

これはいち生産者としての願いです。

ただ、それはもろ刃の剣でもあります。

出荷できる量が限られてくるのはもちろん、

どうしても輸送に耐えられない、「熟しすぎてしまったみかん」が出てきてしまいます。

今この場で、食べたら一番美味しいみかんですね。

その子たちにもう一度、命を吹き込み、

時間を止めてしまう魔法が「ぶさいくワイン」なんです。

もちろん、手間暇、コスト、たくさんかかってしまいますので、そんなに簡単なことでもありません。

でも、新しく生まれたこの味わい。その個性と可能性をこれからも育てていきたいと思っています。

そしてなにより、美味しいといってくださるそのお声が原動力です。

2020/10/18付朝刊

2019は、2018でいただいたお客様からの声を吸い上げ、また新たな試みも含ませています。

同じものは二度と作れないワイン造り。

成功も失敗もあるワイン造り。

今この時間とともに、一緒に共有させていただけたら幸いです。

そしてもうすぐ2020年の仕込みもはじまります。

さて、今日は晴れ。ご注文分の収穫にいってまいります♪

右田でした。

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