極早生ってなあに?

よくある質問です。

皆さんは極早生という言葉をご存じでしょうか。
極早生/ごくわせ と読みます。

いつも当園の案内や、メルマガでも軽く説明はしていますが、よく意味がわからない人も多いかなと思います。今回、やさしく解説してみますね。

これは特にみかんに限ったことではなく、様々な作物に使われる言葉です。

ベースになる品種。みかんの場合は温州みかん(当園ではザイライなんてよんでますが)、それは元々は冬に完熟するみかんです。

ですがある時、突然変異を起こして本来よりも少し早く熟れる品種が生まれました。そのみかんはなんと一ヶ月も早く熟れて美味しく食べられるのです!

こんなみかんを早生(わせ)みかんと呼びます。ちょっと早いんですね。

これは早生みかんの興津早生
今年は沢山なってます

突然変異や違う品種との掛け合わせなどで品種改良をすると、様々な特徴が発現したりします。良くも悪くもですが。

そしてさらに品種改良を重ねた結果、もっともっと早く熟れる品種が誕生しました。これが極早生です。

早生よりも早生だから極早生なんですね。

極早生みかんの特徴は
・とにかく早く熟れる
・早熟なのであっさりタイプが多い
・酸味がそこそこ残っている品種も多い
・外皮が薄く、収穫後はあまり日持ちはしない
などです。

早熟なので、通常の早生品種に比べるとやや糖度は劣ります。(この点を逆手にとった栽培法を、当園では実践しているのですが、この話は今回は割愛します。)

逆に本来の時期より遅いものを晩生(おくて、ばんせいとも)と呼びます。

ですので早い方から順に並べていくと

極早生→早生→中生(普通)→晩生

となります。

知らない人がいたら教えてあげましょう☆

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