美味しさの追求に本当に必要なもの

こんにちは。右田です。

みかん繁忙期まっただ中。

本当はもっとみかんの紹介(品種の紹介)をしたいところですが、次々に新しい品種がやってくるので、

気になる方は品種のタグか、

「品種紹介」という新しいカテゴリーをつくったので、そこで過去の記事を読んでいただけると幸いです。


さて、本題に入ります。

右田家のみかんづくりの特徴(こだわり)として、これまでもずっとお話してきました樹上完熟栽培。(木成り完熟栽培とも)

これはみかんの木には、かなりの負担を強いることになり、しっかりとした木の基礎体力。

つまり木の健康状態がしっかりしてないと、とても難しい栽培法です。

これまでも土づくりから、様々な書籍を読み漁ったり、前例を参考にしてみたり、新しいことを取り入れてみたり、

それと大事なことが、先代までの右田家の栽培法の詳細を資料から読み解いてみたり。

色々やってきました。


私がこのミカン畑を継いだ時、

「理由はよくわからないけど、こうすると美味しいぞ。」

というものがすでにありました。

ただ、なぜそうなのか?

そこをしっかりと理解できていたかというとたぶんそれは違ったと思います。

わたしたちの最終的な目的は、

美味しいみかんを毎年みなさんに届け続けること。

なんですが、そのためには、

美味しいみかんを安定的につくる技術が必要になってきます。

当たり前の話ですけど、本当にそれが難しいんです。

天候や外的要因はさることながら、植物は生き物です。

そして土にも生き物(たち)がたくさん住んでいます。

なかなかいうこと聞いてくれませんし、

とにかく予測しようのないなにかが必ず起こります。

ただ、一方で自分たちでしっかりと管理できることも確かにあります。

そこを追求することが、よりよいみかんを安定的につくることにつながると、

少なくともわたしたちは信じています。

前置きが長くなりましたが、今回のテーマはこれです。

土壌分析。

シーズンまっただ中でありながら、すでに来年の為の準備も始めています。

秋肥の話ではありません。来春に向けての準備。

実はこれは以前とは違うところです。

右田家のような自然系の農法では、
まずは病害虫を抑える事が死活問題でしたから、

特に施肥には気を使うところですが、

最近はもっぱらミネラルに注目しています。

「なぜだかわからないけど美味しくできた」
のもいいとは思いますが、

やはりプロなら、その美味しさの裏付けを追求して、理解のもとに安定性と再現性を持たせるべきで、

さらには特に農業に大切な持続性の要素もあるかと思います。

そんな大切なことも、新進気鋭の農家仲間に教わりました。

現在、施肥設計シートでじっくり設計中です。

今よりもっともっと美味しいみかんをお届けするために、まだまだ挑戦を続けたいと思います。

右田でした。

pHはオッケー!!

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