青島というみかん

こんにちは。

気が付けばもう年末。
毎年毎年、一年が早くなってきている気がしている右田です。

ここのところ、ずっと出荷に追われていました。もうこれはみかん農家の宿命です。

来年からお手伝いさんをもう少し増やさないと厳しいなと感じています。

さて、先日発売しました「青島」みかん。

これは晩生(おくて)と言われる季節的な後発品種の代表格です。

温州ミカンとしては珍しく、静岡で生まれたミカンで、大きめで扁平なフォルムはなかなかのインパクトがあります。

そもそも青島も、内容先熟型といい、外見よりも中身が先に熟れるタイプで、まだ青い12月初旬に収穫し、貯蔵するタイプのミカンなのですが、

当園では、まだ酸味も強いものの樹上完熟させた青島もニーズがあり、昨年まで販売しておりましたが、青島の良さを生かすにはやはり貯蔵が良いとの判断で、今年から一本化しています。

また青島の特徴のひとつとして、内皮が厚いこと。
このおかげで貯蔵性が増しています。

ただ、今だとまだ歯ごたえがあり、早生ミカン派と好みが分かれるところでもあります。

そういう方はナイフで切ることをオススメしています。
中から出てくる果汁は高糖度で非常にジューシーですよ。

また青島ファンが口をそろえていうのが青島特有のコクです。

貯蔵期間によっても変わってきますが、青島は甘味、酸味とともにコクも強いんです。

そのコクは、そうですね、例えば、加工品を食べたり飲んだりしたとして、

「あ、原料は青島かな」

ってわかるくらい特徴的。

特徴、個性があることって素晴らしいことですよね。

みかんってたくさん種類がありますけども、良いところも、悪いところも当然あります。

でもその良いところをのびのびと伸ばしてあげられるような、そんな農営を心がけてきましたし、これからもそうありたいと思っています。

今年一年も大変お世話になりました。

また来年も、我が家のぶさいくなミカンたちと右田柑橘を、どうぞよろしくお願いいたします♪

年内最終便を準備中の右田でした。

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