豊福早生の底力

こんにちは。右田です。

本日から「豊福早生」の予約を開始いたしました。

豊福は熊本で生まれた、極早生みかんで、

本来、10月上旬には出荷が始まるみかんです。

当園では最低でも2週間。
長いと3週間ほど、木成りで完熟させて出荷するため、今くらいのタイミングとなります。

さて当園では今や当たり前となっている、この木成り完熟農法

濃いみかんが収穫できるので、いいことづくめかというとそうではありません。


鳥獣害やイレギュラーな気候リスクにも遭いやすい上、

木に成っている時間が長い分、当然ですが木の体力を持っていかれます。

そうなんです。翌年使うはずだった体力が無くなり、来年の収穫量が減ってしまいます。

さらに木が弱ってしまったり、最悪の場合、枯れてしまうことだってあります。

なので、木の体力回復を促してあげなければいけません。方法としてまず一番初めに浮かぶのは施肥(肥料をあげること)ですね。

ですが、ここにまたハードルが存在します。

当園は、ほとんど農薬を使用しない、有機肥料を使った栽培で、化学肥料は使用しません。

こういった早急に養分を吸収してほしいときは非常に有効な手段ですが、使えません。

ではどうするのか。



ナイショです!!

なぜ、そのようになるのか。

なぜ、美味しいのか。

その秘密を見せたい気持ちもありますが。

でも農法とは農家にとって大事なレシピです。

ちょっとくらい秘密があるほうが、魅力的ではありませんか。
(農家仲間の中での共有は別ですよ♪)

でもちょっとだけあかしてみます。
C/N比の○○い有機肥料を施します。

C/N比とは、炭素(カーボン)と窒素の比率のことです。
一般的にはこの比率が高いほど、遅効性があると言われています。

これを活用しています。
タイミングはナイショですが。

秋肥はほんとに難しいんです。
早くても品質を損なうし、遅くても翌年みかんが成らない。



さて、話を豊福に戻します。

この豊福早生は非常に素晴らしいポテンシャルを持つみかんです。

極早生なのに、13度というずば抜けた糖度を持ち、まさに完熟させるには持ってこいのみかんです。

右田柑橘のみかんを勧めるとき、
真っ先に浮かぶのはこのみかん。

まだお試しでない方はぜひこの機会に。

今年もたくさんの方へ届けたいと思っています。

それに今は亡き父が生前、植えた木でもあるんです。

あ。。

ちょっと下の方、イノシシに食べられてますね。。。

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